fc2ブログ
「つればし」へようこそ。ここではアニメ作品等の舞台探訪(聖地巡礼)やイベントについて紹介しています。

瀬戸内国際芸術祭2010 ~女木島(鬼ヶ島)~

瀬戸内国際芸術祭も10月に入っていよいよ大詰め。
予想以上の人々が連日瀬戸内に押し掛けてきています。
そして私の島めぐりもいよいよ大詰めを迎えます。

6島目は女木島です。
本当は男木島とセットで周る予定だったのですが、時間があったので男木島は先に周っていました。
それが結果的に火災で焼失前の作品を鑑賞できたことに繋がるのですが…。

めおんに乗って高松港から女木島まで約20分。
桃太郎伝説の鬼が島のモデルとされる島です。
桃太郎は岡山県のイメージが強いですが、鬼が島は香川県にあるのです。
現在は瀬戸内国際芸術祭会場の一つとして、アートの演出にも力を入れています。
s-DSC02511.jpg
まずは山頂付近の鬼が島洞窟にバスで向かいます。
s-DSC02417.jpg
s-DSC02418.jpg
多くの鬼が出迎えてくれます。
s-DSC02428.jpg
昭和の終わりごろから鬼が島としての観光開発が進んでおり、洞窟は女木島のシンボルの一つとなっています。
s-DSC02431.jpg
内部はわりと整備されています。
天井が極端に低い場所があるので注意。
s-DSC02435.jpg
s-DSC02440.jpg
桃太郎伝説にちなんだ展示がたくさんあります。
天然の洞窟がうまいこと伝説とシンクロしているのが面白い。

さて、ここまで読んで「芸術祭関係ないじゃん」と思った方、なんとこの洞窟の中に作品があるのです。

s-DSC02447.jpg
42 鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利/サンジャ・サソ
s-DSC02455.jpg
真ちゅうワイヤー製の彫刻。
鬼にとらえられた人たちの魂と、その献身さを表現しているそうです。
あまり雰囲気にマッチはしてないかな…。
s-DSC02457.jpg
鬼「また来いよ~」
s-DSC02464.jpg
41 緑の音楽/ロルフ・ユリアス
音の反響を利用した聴覚で感じる作品。
ゆえに写真だけ見ても分かりません。

少しのぼって展望台へ。
ここからは絶景が広がります。
s-DSC02470.jpg
四方が瀬戸の大パノラマって素敵ですねー。
s-DSC02465.jpg
フェリーの交差。
s-DSC02473.jpg
屋島。もうちょっと霞が晴れてたらなぁ。
s-DSC02476.jpg
高松方面。意外と近いことが分かります。
s-DSC02480.jpg
急な階段を下ります。
s-DSC02481.jpg
土産物屋。
ちゃんときびだんごを売っていました。
芸術祭でにぎわいを取り戻しています。
s-DSC02482.jpg
この昭和の香りの色濃いバスでふもとまで向かいます。

s-DSC02486.jpg
37 福武ハウス2010|世界のギャラリーとスペシャルプロジェクト
女木島でひときわ目立つ福武ハウスです。
ここはとにかく作品が多い。
s-DSC02491.jpg
現在休校中の女木島小学校の校舎を利用しています。

おすすめ作品は、
・辻直之/風の精
・森村泰昌/動く電気服2010(田中敦子のために)

この二つはかなり前衛的な表現作品でした。人によって感想が分かれるかも。
・ビル・ヴィオラ/トランスフィギュレーション/ヘレナ
・ジュン・ヤン/ファントムアイランド

いずれも映像作品でしたが、よかったと思います。
ファントムアイランドは考えさせられた作品。日中台に挟まれた島って、あの諸島ですよね。
あと台湾に行ったことある人は懐かしいかもしれません。

s-DSC02492.jpg
38 不在の存在/レアンドロ・エルリッヒ
足跡が現れたり消えたりする石庭《見えないもの》と、見る人の姿を映さない鏡のある《二重の茶室》のふたつの作品が見られます。
茶室は絶対に最初鏡だと思ってしまうw
s-DSC02497.jpg
アートのある日常。
s-DSC02499.jpg

s-DSC02502.jpg
青い空と青い海があってこそ瀬戸内海だと思います。
s-DSC02509.jpg
カモメとピアノの船の図。
s-DSC02535.jpg
40 カモメの駐車場/木村 崇人
防波堤に並んでとまっているカモメの群れを表現。
s-DSC01735.jpg
ちなみに本物はこんな感じです。

s-DSC02519.jpg
35 20世紀的回想/禿鷹 墳上
s-DSC02520.jpg
これもこの島のシンボルです。
このピアノの椅子に座ろうとする人が後を絶ちませんでした。
s-DSC02512.jpg
モアイ像。
地元クレーンメーカー大手のTADANOがイースター島のモアイ像の修理に携わった由縁で設置。
s-DSC02540.jpg
この島では強い海風に耐えるため、オーテと呼ばれる石垣が各地に見られます。
s-DSC02551.jpg
39 均衡/行武 治美
入口から入ると、一面が鏡の空間に。
s-DSC02555.jpg
続いて上から見下ろすと、さっきいた場所が鏡越しに見えるようになっています。
s-DSC02561.jpg
36 愛知芸大・瀬戸内アートプロジェクト/愛知県立芸術大学アートプロジェクトチーム
美しい中庭が見もの。
もうちょっと写真撮るべきだった・・・。

以上で女木島の紹介を終わります。
そして、最後の島・大島を訪れます。
大島の場合は芸術祭というかちょっと番外編的な位置づけになるかもしれません。
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

2010-10-18 : 瀬戸内国際芸術祭 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

訪問者数カウンター

プロフィール

リジス

Author:リジス
四国在住。
各地の旅行やイベントの記事を中心に更新しています。
聖地巡礼・舞台探訪関連の記事が多くなると思います。

※舞台を訪問する際は、他の人の迷惑とならないように十分注意してください。
※一部作品の画像を比較研究目的のために引用しております。画像等の著作権は各々の権利元に帰属します。
※当ブログ内の画像を他のサイト・ブログ・SNS等に転載することはご遠慮ください。

TwitterID:@tsurebashi_info
中の人:@lidges

カテゴリ

AIR (1)

月別アーカイブ

カレンダー

09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

リンク

ブログランキング

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
旅行
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
国内旅行
4位
アクセスランキングを見る>>

現在の閲覧者数

現在の閲覧者数:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR