「つればし」へようこそ。ここではアニメ作品等の舞台探訪(聖地巡礼)やイベントについて紹介しています。

産業遺産と廃墟の島・軍艦島に行ってきた

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ついに念願かなって軍艦島見学ツアーに参加することができました。
三連休で九州旅行に行ってきたんですが、ここがメインでした。

長崎沖にある島、端島。
通称「軍艦島」と呼ばれています。
この島はかつては島全体が炭鉱で栄え、小さい島ながら東京都の人口密度を超える人が暮らしており、最盛期には5000人以上の人口がありました。
1974年に鉱山が閉山されてからは無人の島となり、建物が長年にわたって放置され廃墟と化しました。
つい最近になって、見学のための歩道が整備され、観光客も立ち入れるようになりました。
既に多くの方が上陸されていますが、今回は軍艦島上陸ツアーを紹介したいと思います。
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長崎港から複数の会社が軍艦島クルーズを運営していますが、私はやまさ海運さんのツアーに参加。
マルベージャ号に乗り組みます。
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料金はツアー代金4000円と、長崎市の施設利用料300円です。
船には定員があるので、繁忙期は早めの予約が必要です。
キャンセル料が発生する会社もあるようなので事前によく確認してください。
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なお、あのバンドの「B'z」も曲のPVの撮影をこの島で行ったことがあります。
船内に当時の新聞記事がありました。
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航路では長崎の島々を見ながら向かえます。
これは祷りの女神像と教会。
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そして、30分ほどの航海でいよいよ軍艦島が見えてきます。
軍艦島の名前由来は島の形が軍艦のように見えることからですが、狭い敷地に高層建築が立ち並ぶ様子は圧倒されますね。
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着岸、上陸です。
連休ということもあってツアーは満員でした。
天候や波風の規制が厳しく、上陸できないことや欠航になることもあるようですが、概ね8割以上の上陸率だそうです。
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誰もいなくなった、瓦礫と廃墟の土地が広がっていました。
正面に見えるのは幹部などが暮らしていた高層アパートの廃墟。
手前には石炭を運んでいたコンベアの跡が残っています。
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息をのむ光景の連続です。
廃墟好きな人は勿論、歴史好きの人も気に入る場所ではないかと思います。
何よりもその独特な雰囲気に飲みこまれそうです。
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かつては炭鉱の為の施設や、人々が暮らしていた建物は、長い間風雨にさらされ、崩れてきています。
歴史的にも貴重な建物も少なくないので残念です。
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島内には見学通路が整備されており、上陸したツアー客はここを歩きます。
そして3ヶ所ある見学スペースで、ガイドさんの説明を受けます。

それら以外の島のほとんどの場所が立入禁止です。
もちろん建物内も崩壊の危険性があるので立入禁止です。
私が本当に見たかったのは建物の中なんですが、現状では正当な手段で立ち入ることはできません。
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正面に見える黒ずんだ建物は大正時代に建てられた日本初の高層アパートだそうです。
歴史的・建築的にもかなり価値があります。
6畳一間の狭い部屋だったそうですが、みんなここで逞しく生きてきたんですね。
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かなり狭い密度なので、下の階は日当たりも悪かったことでしょう。
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ここはプールの跡地。
子供たちが遊んだ数少ない遊び場です。
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建物へは接近できないので、望遠レンズでズーム撮影してみました。
言葉にしがたい廃墟の雰囲気が伝わればと思います。
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この灯台だけは、住民が離島後に付近を航行する船舶の安全の為に建てられたものです。
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島での滞在時間は1時間もありませんでしたが、たくさん撮影できました。
ガイドさんの話に聞き入っていると撮影する時間が無くなってしまうので注意しなければなりません。
とはいえ島内は集団行動になるので話を無視してひたすら撮影するってわけにもいきませんからねw
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軍艦島を離れ、帰りの船に乗り込みます。
ここから見えるのはかつて使われていた桟橋の跡でしょうか。
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軍艦島を離れましたが、これで終わりではありません。
島の周囲を一周するコースに入り、立ち入りできない島の反対側を見ることができます。
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次々と現れる高層アパートの廃墟群。
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この白い建物は小中学校。
日本で初めての小中一貫校とも言えます。
しかしエレベーターなどありません。
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ズームで見ると、また違った表情になりますね。
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これは神社。
高い所に鎮座しています。
長年風雨に耐えているのが分かります。
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この付近に木造のお寺があったそうですが、こちらは崩壊してしまったようです。
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桟橋の反対側に当たるので、こちら側の海域は波が高かったです。
防波堤のコンクリートも高く作られています。
しかし離島後は手入れがされていないので、波にさらされひびが入ってきています。
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いろいろな表情を見れる建物群。
ここに大勢の人々の暮らしがあったとは今となっては信じがたいです。
神社やお寺、学校以外にも病院や郵便局、商店から映画館、パチンコなどの遊戯施設までひととおり揃っていたそうです。
狭い土地でしたが、不自由なく暮らせたのですね。

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最後に、モノクロで写真をご紹介。
こういった廃墟系の写真ってモノクロだといっそう雰囲気が変わりますね。

島を2周して、軍艦島を去りました。
建物に接近、見学できなかったのは心残りですが、行けない場所も海から見られたので満足です。
島内の建物内の写真は「軍艦島」で検索するとたくさん出てきます。
これらはいずれも正当な手段以外で上陸した人による撮影でしょうが、今回紹介した写真以上の迫力ある写真を見られます。
部屋の中など、人々が暮らしていた生活の跡を感じ取ることができます。
しかし、これは不当な手段による撮影なので、我々は行ってはいけません。
今回の軍艦島上陸ツアーでは誓約書に見学ゾーン以外の場所に立ち入らないことを署名して初めて参加できます。
長崎市が管理する土地であり、建物は崩落の危険性もありケガの可能性もあるので絶対に不当な手段での上陸は行わないようにしましょう。
こういったツアーが組まれると、もし建物内に人がいても分かってしまうことがあるので、不法侵入を防止する目的もあるのかもしれませんね。
軍艦島を世界遺産に登録しようとする動きもありますし、この見学ツアーの実施によって島の知名度や実態を大きく高めることになっていると思います。

そうは言っても、やはり建物内を見たいという思いは多くの人が持っているでしょう。
歴史的価値のある産業遺産や建物群ですので、遠くから見るだけというのはちょっと勿体ない気がします。
廃墟のまま残っている空間を変えることになるので、何とも複雑な心境ではありますが、建物の改修などで安全性を確保したうえで見学ゾーンの拡張に期待したいと思います。
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2012-12-02 : 旅行・外出 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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