氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第2回 -加茂荘 加茂花菖蒲園-
「氷菓」の舞台探訪、2回目は静岡県掛川の、「加茂荘 加茂花菖蒲園」です。
4話で登場した、ヒロイン千反田えるの実家・千反田邸のモデルとなっているのがここです。
ここは江戸時代中期に建てられた庄屋屋敷「加茂荘」と、その門前に広がる花菖蒲園、温室の植物園が有名な場所です。

花菖蒲園の営業は5月~6月にかけてで、今がいちばん花菖蒲が美しい時期です。
加茂荘が千反田邸のモデルと知った時からずっと気になってたんですが、ちょうど東京方面に行く用があり、行くなら今しかないと思い立って先日行ってきました。
夜行バスで名古屋まで出て、JRと天竜浜名湖鉄道を乗り継ぎ、原田駅から歩くこと約20分。
梅雨入り間もない6月中旬、お天気はあいにくの雨でしたが、敷地一面に咲く花菖蒲を見ることができました。
雨に濡れる日本庭園と花菖蒲は、なかなか味がありますよ。
それでは千反田邸の舞台を紹介していきます。


長い白壁が続いているのがいかにも豪農の邸宅をイメージさせられます。
実際には、千反田邸の敷地外の道路などは一致しません。


正門、圧倒されますね。
実際には施設の入り口は別にあり、この入口は現在常時開放されていないようです。


加茂荘の上空からの俯瞰。(gooマップの航空写真より比較)
アレンジはあるものの、敷地内はほぼそのままモデルになっているようです。








周辺ののどかな田園地帯は、高山の方をイメージしているようです。


門のシーンだけでも、千反田邸がどんな所なのかワクワクしてきます。


いよいよお宅訪問。
民家でないのでインターホンなどはありません。


正面玄関前。
外観の再現度は高いです。




一方で、中の玄関の様子は微妙…。
こんなに狭いとは。
なお、この出入り口も通常使用されていません。


天使チタンダエルに導かれ、屋敷の奥へ。


火鉢


模様までしっかり一致します


古い棚と小物


槍。
実物はサビが目立ちますが、この屋敷の歴史と伝統の現れです。
こういった小物類はものすごく歴史的価値のあるものでしょうし、それをアニメーションの一部として表現できる京アニのセンスは高く評価できます。




案内された位置から机の位置までは合わないので、参考程度ですが、奥行きの広い畳の間が広がっているのが分かります。






謎解きの部屋へ。
机の代わりに火鉢がありました。




部屋の様子は、だいたい合ってます。








庭は若干アレンジが入ってる気がします。
灯篭が印象的な、美しい美しい日本庭園です。


今回の主役の一人が、この彼だろう。






場所を移動し、休憩。
この場所は加茂荘の入り口からすぐの場所です。


鯉と鴨が泳ぐ池と庭園です。
ほんとにのどかな時間が流れていきます。


同業者多数で、一行と同様縁側でくつろいでいられたようです。






この辺の地面の草の一の再現度まで高いのはすごい。


こういった縁側で日本庭園と鴨を眺めながら一日中過ごしていたい、本当にいい場所でした。


広い家で、本当に迷ってしまいそうです。


ちなみに、この部屋がえるの部屋のモデルになったと言われています。
部屋の内観の一致度は何とも言えないのですが、写真右手の襖の模様がほぼ一致しているのです。
この部屋は全体を襖で囲まれており、えるの部屋の構造とは異なりますが、この部屋をモデルにしたと十分言えるでしょう。

加茂荘の入口にはこんなコーナーが!
えるのイラストが可愛いです。


4話ではえるが作ったおにぎりが印象的ですが、こちらではその手作りおにぎりを再現して提供されており、実際に食べることができます。
1日10食限定なのでお早めに。

一行が座っていた縁側に面する、囲炉裏のある美しい部屋で食べることができます。
ご当地静岡産の緑茶も飲めますよ。
500円ですが、値段以上のおいしいおにぎりでした。

お皿も劇中と同じものです。
おそらくロケハン時にこのお皿で食事したのを元にアニメに描かれたのだと思われます。
この日はおにぎりを食べている時に偶然お会いしたゴン太さんと屋敷内を散策しました。
分からない場所の補足ありがとうございました~。

加茂荘だけに(?)カモのえさを買えます。

庭園の池にはカモがたくさんいますよ。


一面に広がる花菖蒲のじゅうたんも見られ、来て本当によかったと思いました。

花菖蒲の時期が終わると、間もなく紫陽花の季節がやってきます。
ここの花菖蒲園は6月いっぱいやっているので、今のうちに訪れてみてはいかがでしょうか。
花菖蒲園が終わっても加茂荘は通年営業なので、好きな時期に訪れることもできます。
敷地内には温室内にも美しい植物園が広がっているので(入り損ねた…)、さらに楽しめますよ!
【氷菓 舞台探訪】
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第1回 -高山市(1) 高山市街地編- (4月28日&8月6日訪問:岐阜県高山市)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第2回 -加茂荘 加茂花菖蒲園- (6月16日訪問:静岡県掛川市)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第3回 -平湯温泉- (8月5日訪問:高山市奥飛騨温泉郷平湯)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第4回 -高山市(2) 学校・高山市郊外編- (8月6日訪問:岐阜県高山市)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第5回 -飛騨一宮水無神社編- (10月21日訪問:高山市一之宮町)
この記事では「氷菓」の作品画像を比較研究目的のために引用しております。
4話で登場した、ヒロイン千反田えるの実家・千反田邸のモデルとなっているのがここです。
ここは江戸時代中期に建てられた庄屋屋敷「加茂荘」と、その門前に広がる花菖蒲園、温室の植物園が有名な場所です。

花菖蒲園の営業は5月~6月にかけてで、今がいちばん花菖蒲が美しい時期です。
加茂荘が千反田邸のモデルと知った時からずっと気になってたんですが、ちょうど東京方面に行く用があり、行くなら今しかないと思い立って先日行ってきました。
夜行バスで名古屋まで出て、JRと天竜浜名湖鉄道を乗り継ぎ、原田駅から歩くこと約20分。
梅雨入り間もない6月中旬、お天気はあいにくの雨でしたが、敷地一面に咲く花菖蒲を見ることができました。
雨に濡れる日本庭園と花菖蒲は、なかなか味がありますよ。
それでは千反田邸の舞台を紹介していきます。


長い白壁が続いているのがいかにも豪農の邸宅をイメージさせられます。
実際には、千反田邸の敷地外の道路などは一致しません。


正門、圧倒されますね。
実際には施設の入り口は別にあり、この入口は現在常時開放されていないようです。


加茂荘の上空からの俯瞰。(gooマップの航空写真より比較)
アレンジはあるものの、敷地内はほぼそのままモデルになっているようです。








周辺ののどかな田園地帯は、高山の方をイメージしているようです。


門のシーンだけでも、千反田邸がどんな所なのかワクワクしてきます。


いよいよお宅訪問。
民家でないのでインターホンなどはありません。


正面玄関前。
外観の再現度は高いです。




一方で、中の玄関の様子は微妙…。
こんなに狭いとは。
なお、この出入り口も通常使用されていません。


天使チタンダエルに導かれ、屋敷の奥へ。


火鉢


模様までしっかり一致します


古い棚と小物


槍。
実物はサビが目立ちますが、この屋敷の歴史と伝統の現れです。
こういった小物類はものすごく歴史的価値のあるものでしょうし、それをアニメーションの一部として表現できる京アニのセンスは高く評価できます。




案内された位置から机の位置までは合わないので、参考程度ですが、奥行きの広い畳の間が広がっているのが分かります。






謎解きの部屋へ。
机の代わりに火鉢がありました。




部屋の様子は、だいたい合ってます。








庭は若干アレンジが入ってる気がします。
灯篭が印象的な、美しい美しい日本庭園です。


今回の主役の一人が、この彼だろう。






場所を移動し、休憩。
この場所は加茂荘の入り口からすぐの場所です。


鯉と鴨が泳ぐ池と庭園です。
ほんとにのどかな時間が流れていきます。


同業者多数で、一行と同様縁側でくつろいでいられたようです。






この辺の地面の草の一の再現度まで高いのはすごい。


こういった縁側で日本庭園と鴨を眺めながら一日中過ごしていたい、本当にいい場所でした。


広い家で、本当に迷ってしまいそうです。


ちなみに、この部屋がえるの部屋のモデルになったと言われています。
部屋の内観の一致度は何とも言えないのですが、写真右手の襖の模様がほぼ一致しているのです。
この部屋は全体を襖で囲まれており、えるの部屋の構造とは異なりますが、この部屋をモデルにしたと十分言えるでしょう。

加茂荘の入口にはこんなコーナーが!
えるのイラストが可愛いです。


4話ではえるが作ったおにぎりが印象的ですが、こちらではその手作りおにぎりを再現して提供されており、実際に食べることができます。
1日10食限定なのでお早めに。

一行が座っていた縁側に面する、囲炉裏のある美しい部屋で食べることができます。
ご当地静岡産の緑茶も飲めますよ。
500円ですが、値段以上のおいしいおにぎりでした。

お皿も劇中と同じものです。
おそらくロケハン時にこのお皿で食事したのを元にアニメに描かれたのだと思われます。
この日はおにぎりを食べている時に偶然お会いしたゴン太さんと屋敷内を散策しました。
分からない場所の補足ありがとうございました~。

加茂荘だけに(?)カモのえさを買えます。

庭園の池にはカモがたくさんいますよ。


一面に広がる花菖蒲のじゅうたんも見られ、来て本当によかったと思いました。

花菖蒲の時期が終わると、間もなく紫陽花の季節がやってきます。
ここの花菖蒲園は6月いっぱいやっているので、今のうちに訪れてみてはいかがでしょうか。
花菖蒲園が終わっても加茂荘は通年営業なので、好きな時期に訪れることもできます。
敷地内には温室内にも美しい植物園が広がっているので(入り損ねた…)、さらに楽しめますよ!
【氷菓 舞台探訪】
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第1回 -高山市(1) 高山市街地編- (4月28日&8月6日訪問:岐阜県高山市)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第2回 -加茂荘 加茂花菖蒲園- (6月16日訪問:静岡県掛川市)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第3回 -平湯温泉- (8月5日訪問:高山市奥飛騨温泉郷平湯)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第4回 -高山市(2) 学校・高山市郊外編- (8月6日訪問:岐阜県高山市)
氷菓 舞台探訪(聖地巡礼) 第5回 -飛騨一宮水無神社編- (10月21日訪問:高山市一之宮町)
この記事では「氷菓」の作品画像を比較研究目的のために引用しております。
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とても美しい所ですね!
時間が出来たら一度行ってみたいと思いました(笑)
時間が出来たら一度行ってみたいと思いました(笑)
2015-02-01 21:09 :
なお URL :
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Re: タイトルなし
行くなら6月のハナショウブの時期がベストです!
雨でもとっても綺麗でよかったですよ~。
雨でもとっても綺麗でよかったですよ~。
2015-02-12 20:20 :
リジス URL :
編集
No title
前日に大井川鐵道の奥地に1日がかりでいって、本日は氷菓の聖地巡礼を半日で済ませて、大井川鐵道の撮影にレンタカーを活用しようと思っていたのですが、ここは昨日鉄道で1日がかりでいって来た大井川鐵道の奥地に負けず劣らず奥が深いようで、あまりの居心地のよさに開館から閉館まで居てしまいました。またこなくっちゃですねー。
しかし、浜松1:12のサンライズ出雲まではまだ時間たっぷりなのでした。翌日は余命幾ばくもない三江線で今回の聖地巡礼ツアーを終わらせるのでした。
しかし、浜松1:12のサンライズ出雲まではまだ時間たっぷりなのでした。翌日は余命幾ばくもない三江線で今回の聖地巡礼ツアーを終わらせるのでした。
2017-11-20 19:12 :
カニ25 URL :
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