『すずめの戸締まり』 舞台探訪(聖地巡礼) ~東北エリア~

新海誠監督作品『すずめの戸締まり』 の舞台探訪です。
今回は鈴芽の旅の最終目的地となった東北地方の舞台です。
上映直後から行く計画を立てていましたが、雪の心配がなくなったGW期間中にようやく訪問できました。
西日本から本当に遠かったです…。
作中のスポットは公共交通機関で巡ることも可能ですが、便数が少ないので仙台駅からレンタカーで巡ってきました。
上の写真は山田町織笠の「山田湾展望広場」に設置されている後ろ戸です。
映画『#すずめの戸締まり』
— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) November 8, 2022
ご鑑賞予定の皆様へ pic.twitter.com/frgwCTNGZ8
今回紹介する場所は東日本大震災の被災地を含みます。
訪問の際はルールやマナーを守ったうえ、十分な配慮をお願いします。
【道の駅 大谷海岸】

芹澤の車でドライブの途中、休憩に立ち寄った道の駅。
気仙沼市の道の駅大谷海岸(おおやかいがん)です。
作中では雨のシーンでした。
三陸自動車道の大谷海岸インターからすぐで、JR気仙沼線BRTの駅もあります。
GW期間中だから駐車場満車でしたね…。


館内も登場。
この場所はレストランがある手前の通路です。
午前中だったのに並んでる人でいっぱいでした…。
ゲームコーナーは別の場所にありますが、館内は改変されているようです。


窓からは屋上テラスに上がる階段が見えます。

本当はここで食べる予定だったものの1時間待ちで諦めた海鮮ラーメン。
サンプルの写真が貼ってましたが再現度は高いようです。
劇中のシーンで登場したメニューは全てここの食堂で食べれます。
食堂内も再現されているようです。

駐車場のシーン。
屋根がある駐車スペースに芹澤の車が停まっていました。
実際はおもいやり駐車スペースなので一般車の駐車は控えましょう。



雨の中、鈴芽と環さんのシーン。


倒れる環さん。

このようなカットもありましたが二輪車駐車スペースの奥になります。

サダイジンが現れたカットです。
偶然ですが作中と同じ場所に白のワンボックスが停まっていました。

走り去っていく環さん。
全体的にカット数が多いスポットです。
なお、東京行きのバスは道の駅を発着しますが別の場所に停車します。

館内にはダイジンとサダイジンのぬいぐるみが置かれていました。
【陸前高田市米崎地区①】


雨の次のシーン。
芹澤の車が防潮堤の横の道を走っていきます。
BGMを次々変えて「けんかをやめて」を流している場面です。

このように横から道を見たカットもありました。
作中では国道45号を走行していることになっていますが、実際は国道から少し外れた県道です。
ファミリーマート高田米崎沼田店を海沿いに曲がって少し走った道沿いです。
【陸前高田市米崎地区②】


同じく米崎地区の少し高台、堂の前地域です。
auのCMのカットですが、本編でもこの場所は登場していました。
環が鈴芽を自転車に乗せて生家があった場所まで走っていくシーンです。




完全一致はしませんが、ほぼ雰囲気は合います。
住宅地が近いので近隣住民の迷惑にならないように訪問してください。
【織笠駅】

クライマックスのシーンで登場した駅です。
三陸鉄道リアス線の織笠駅。
山田町にあります。

かつては海岸近くにありましたが、震災で被災して高台に移転しました。
そのため駅舎や周辺の建物はまだ新しいです。


車から降りてホームを見る芹澤と環さん。

鈴芽と草太の足元。

列車に乗り込む草太。
ちょうど同じタイプの列車が入線してきました。

草太が乗った列車を見送る鈴芽の後ろ姿。
美しいエンディングでとても印象に残っています。

織笠駅にはねこ駅長のストラップをつけたダイジンが。

ポスターが設置され、駅ノートは6冊目でした。
GW期間中ということもあり、遅い時間まで絶えず訪れる人の姿がありました。
アニメファンのみならず、家族連れや幅広い世代が訪れているのが特徴的だと思いました。
【宮古運動公園(参考)】


最後に、宮古市郊外の宮古運動公園。
陸上競技場の駐車場近くです。


ここは具体的モデルではありませんが、後方に見える防災無線の鉄塔など一部が鈴芽の実家があった場所のモデルと言われています。

期間限定で「後ろ戸」のモデルが設置されました。
夜に訪れると月が出ていていい雰囲気でした。
まさに今にも常世への扉が開きそうでしたね。
訪れるのが大変な地域ではありましたが、作品を思い出しながら、被災地の震災遺構も巡っていくことでいろいろと考えさせられました。
この作品の舞台探訪は十分にする価値があると思いました!
この記事では『すずめの戸締まり』の作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は©2022「すずめの戸締まり」製作委員会にあります。
スポンサーサイト
『すずめの戸締まり』 舞台探訪(聖地巡礼) ~愛媛県エリア~
新海誠監督作品『すずめの戸締まり』 の舞台探訪です。
この作品は主人公のすずめが九州から日本各地を旅するロードムービーとなっています。
さすがに全部は巡れなかったので、地元である四国の舞台をさっそく訪れてみました。
※この記事はできるだけ内容の解説を抑えて、まだ鑑賞してない人でも安心して記事を見られるようにしています。
しかし舞台の写真だけでもネタバレと感じる方は見るのを控えてください。
【八幡浜港】

愛媛県南予地方の八幡浜港フェリーターミナルです。
九州・大分県から来る船が発着しています。
2022年11月現在、ターミナルビルは近隣に移転して旧ターミナルは解体されていました。

2020年にここから船に乗った時に撮影した旧ターミナルです。
かなり再現度が高いのが分かります。

上記のターミナル前の場所から反対側の市街地方向を見たカットです。
作中に合わせて朝の時間帯に撮影しています。

こちらは川の対岸を見たカット。
この辺はいずれも同じ場所から撮影できます。


比較画像はありませんがローアングルや、ターミナルのアップのカットもあったと思います。

船を降りた時に桟橋を横から見ていたアングルがありました。


鈴芽が乗ったフェリー「みかん四国」のモデル「おれんじ四国」「おれんじ九州」です。
九四オレンジフェリーが八幡浜と大分県の臼杵を結んでいます。
外観やデッキは一致していますが内装は異なるようです。
【八幡浜駅】

列車を待っていたホームは八幡浜駅。
港から歩いて約20分です。
ここも再現度が高いことが分かります。

反対側のホームから改札口のアップ。

JR四国の普通列車です。
ワンマン運転一両のものが多いです。




八幡浜駅構内のカット。
自動券売機や改札付近が出ていました。
【肱川橋梁(大洲市)】

大洲市の肱川に架かるJRの肱川橋梁です。
背景に大洲城が見えるのが分かります。
特急中心のダイヤなので、ここを2両編成の普通列車が走るタイミングはかなり少ないです。
それにしても新海監督の鉄道描写、毎度美しいですね。
【伊予大洲駅】

大洲市の中心駅、伊予大洲駅です。
このタイプの普通列車がちょうどいたんですが、反対側のホームでした。

ネコのダイジンが列車を降りてくる写真が作中SNSに出ていました。
【関川駅】

鈴芽が列車を降りた、彼岸花が咲いていた駅。
東予地方の四国中央市にある無人駅・関川駅です。
比較キャプチャはありませんが、再現度高く描かれていたと思います。
作中ではここから歩いていましたが、実際この後のシーンの池からはかなり離れています。
【大谷池(西条市)】

ミカン畑に囲まれた大きな池。
高速道路が通っています。
池のほとりが小さな公園になっていて駐車場やトイレがあります。
その場所からちょっと歩いた先です。


完全一致でないカットも多いですが、愛媛県内でここ以上に一致する場所はないでしょう。

ミカン畑は池よりも麓にあります。

ダイジンがみかん農園にいたSNSのカット。
みかん農園はここにはないのですが、強引に合わせてます。

ネットを張ってみかんを受け止めたシーンも大谷池付近。
この場所が一番近いと思います。
周囲にはみかん畑がありますが、作中のカットとは位置をずらしており一致はしません。
これからみかんの収穫の時期を迎えるので、訪れる際は地元の方の作業や通行の妨げにならないよう配慮をお願いします。
私有地への立ち入りも厳禁です。




これらに似たカットもあったと思います。
高速道路や山のアップもありましたね。
愛媛県の判明している舞台は以上です!
このほか中学校のモデルの廃墟の情報などあるのですが、一致度は低そうであまり近寄らない方がいい場所なのでここでは紹介を控えさせていただきます。
いつになるか分かりませんが、他の地方の舞台にも行ってみたいですね!
この記事では『すずめの戸締まり』の作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は©2022「すずめの戸締まり」製作委員会にあります。
この作品は主人公のすずめが九州から日本各地を旅するロードムービーとなっています。
さすがに全部は巡れなかったので、地元である四国の舞台をさっそく訪れてみました。
※この記事はできるだけ内容の解説を抑えて、まだ鑑賞してない人でも安心して記事を見られるようにしています。
しかし舞台の写真だけでもネタバレと感じる方は見るのを控えてください。
【八幡浜港】


愛媛県南予地方の八幡浜港フェリーターミナルです。
九州・大分県から来る船が発着しています。
2022年11月現在、ターミナルビルは近隣に移転して旧ターミナルは解体されていました。

2020年にここから船に乗った時に撮影した旧ターミナルです。
かなり再現度が高いのが分かります。


上記のターミナル前の場所から反対側の市街地方向を見たカットです。
作中に合わせて朝の時間帯に撮影しています。


こちらは川の対岸を見たカット。
この辺はいずれも同じ場所から撮影できます。


比較画像はありませんがローアングルや、ターミナルのアップのカットもあったと思います。

船を降りた時に桟橋を横から見ていたアングルがありました。


鈴芽が乗ったフェリー「みかん四国」のモデル「おれんじ四国」「おれんじ九州」です。
九四オレンジフェリーが八幡浜と大分県の臼杵を結んでいます。
外観やデッキは一致していますが内装は異なるようです。
【八幡浜駅】


列車を待っていたホームは八幡浜駅。
港から歩いて約20分です。
ここも再現度が高いことが分かります。


反対側のホームから改札口のアップ。


JR四国の普通列車です。
ワンマン運転一両のものが多いです。




八幡浜駅構内のカット。
自動券売機や改札付近が出ていました。
【肱川橋梁(大洲市)】


大洲市の肱川に架かるJRの肱川橋梁です。
背景に大洲城が見えるのが分かります。
特急中心のダイヤなので、ここを2両編成の普通列車が走るタイミングはかなり少ないです。
それにしても新海監督の鉄道描写、毎度美しいですね。
【伊予大洲駅】


大洲市の中心駅、伊予大洲駅です。
このタイプの普通列車がちょうどいたんですが、反対側のホームでした。


ネコのダイジンが列車を降りてくる写真が作中SNSに出ていました。
【関川駅】

鈴芽が列車を降りた、彼岸花が咲いていた駅。
東予地方の四国中央市にある無人駅・関川駅です。
比較キャプチャはありませんが、再現度高く描かれていたと思います。
作中ではここから歩いていましたが、実際この後のシーンの池からはかなり離れています。
【大谷池(西条市)】


ミカン畑に囲まれた大きな池。
高速道路が通っています。
池のほとりが小さな公園になっていて駐車場やトイレがあります。
その場所からちょっと歩いた先です。




完全一致でないカットも多いですが、愛媛県内でここ以上に一致する場所はないでしょう。


ミカン畑は池よりも麓にあります。


ダイジンがみかん農園にいたSNSのカット。
みかん農園はここにはないのですが、強引に合わせてます。


ネットを張ってみかんを受け止めたシーンも大谷池付近。
この場所が一番近いと思います。
周囲にはみかん畑がありますが、作中のカットとは位置をずらしており一致はしません。
これからみかんの収穫の時期を迎えるので、訪れる際は地元の方の作業や通行の妨げにならないよう配慮をお願いします。
私有地への立ち入りも厳禁です。




これらに似たカットもあったと思います。
高速道路や山のアップもありましたね。
愛媛県の判明している舞台は以上です!
このほか中学校のモデルの廃墟の情報などあるのですが、一致度は低そうであまり近寄らない方がいい場所なのでここでは紹介を控えさせていただきます。
いつになるか分かりませんが、他の地方の舞台にも行ってみたいですね!
この記事では『すずめの戸締まり』の作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は©2022「すずめの戸締まり」製作委員会にあります。