『Summer Pockets』 舞台探訪(聖地巡礼) ~香川県 男木島/女木島エリア~
『Summer Pockets』の舞台探訪(聖地巡礼)です。
直島編に続いて今回は高松市沖の島々「男木島(おぎじま)」と「女木島(めぎじま)」です。
男木島は古くは映画のロケ地となったこともある島。瀬戸内国際芸術祭によってアートの島として注目されています。
女木島は鬼ヶ島伝説が残る島として有名です。
どちらの島も高松港からフェリーが運航されています。
1日6往復(多客期は増発)、女木島まで約20分、男木島まで約40分です。
詳細な運賃や時刻表は雌雄島海運のHPを参照。

この航路のフェリーが「めおん」。
ゲーム中に登場した船のモデルで、赤と白のカラーが特徴的です。
新型の「めおん2」も就航していますが作中に出た船のモデルは「めおん」の方です。
【男木島】

鳥白島の外観のモデルは男木島です。
このシーンは冒頭の「さしずめ俺は・・・」の選択肢の所で印象深いですね。
フェリーより、往路の到着前か、復路の離岸後に撮影できます。
●男木島の巡り方
まずは高松港から遠方にある男木島を先に巡ることをおすすめします。
島内は概ね徒歩のみで十分巡れますが、灯台が片道30分程度と遠いので注意しましょう。
自転車を持ち込んでも道路が整備されているので大丈夫です。
車は、狭い場所が多いうえにフェリーの収容台数が少ないのでおすすめできません。
【男木島港】

しろはが歩いている港のイメージ。
最初に公開されたキービジュアルの場所です。
奥に見える家並みが似ています。

手前の防波堤と、奥に見える構造物のうち桟橋は直島のものです。
2つの場所の合成となっています。
【男木漁協】

役場の建物のモデルは男木島の漁協です。
港のすぐ目の前。
看板は男木漁協のままですが、正式には東瀬戸漁業協同組合男木支所。
【学校のプール】

モデルは男木小中学校のプールで一致しますが、撮影禁止の看板があったため撮影していません。
敷地外から確認はできますが、関係者の迷惑にならないように不審な行動は慎みましょう。
【秘密基地】

秘密基地のモデル。
もちろん卓球台はありません。
実際は倉庫のようなので立ち入りは遠慮しましょう。
詳細な場所は伏せますが、学校のすぐ近くです。
【海沿いの道】

鴎に出会った海沿いの道。
大井海水浴場に向かう島の外周道路です。
奥には芸術祭作品「歩く方舟」が見えます。

ちなみにこんなアート作品です。
【男木島灯台への道】

蒼がよく寝ていた田舎道。
実際は集落から外れた場所で、男木島灯台へ向かう途中の道です。
【男木島灯台】


男木島灯台。
明治28年に設置され、地元の庵治石を使用した総御影石造りです。
無塗装のものは全国的にも珍しいです。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」(1957年)や、ドラマ「ラブレター」など数々の作品のロケ地になってきました。

ここでは紬と出会いました。
灯台の内部は立ち入りできませんが、年に1~2回程度一般公開されます。

作中では廃灯台とされていますが、実際は高松海上保安部管轄の現役の灯台です。
男木島はフェリーの最終便が17時なので、夕方や夜の灯台を見るにはこの横のキャンプ場に泊まるなどする必要があります。

灯台の隣には資料館が併設されています。

島の各所で猫の姿をよく見かけました。

島ならではの町並み。
アート作品の展示のほか、島カフェも増えているので週末を中心に島歩きが楽しいと思います。
【女木島】

鬼ヶ島伝説が残る女木島。
男木島からも高松港からもフェリーで20分程度で到着できます。
この島の目玉はやはり鴎と探検した洞窟のモデルである鬼ヶ島大洞窟です。
港から洞窟まではバスを利用しましょう。
徒歩の場合、かなり登る上に時間がかかります。
●女木島の巡り方

港から鬼ヶ島大洞窟までは乗合バスが運行。
船の到着に合わせて出発しているので、島に着いたらまずバス乗り場に向かいましょう。
原則、高松港➡女木島のフェリーの到着時間に合わせての運行ですが、多客期は臨時便が出ます。
比較的レトロなバスも走っているのでマニアの方に注目されています。
かなり狭い道を飛ばしますが運転手はベテランの方々なのでご安心を。
洞窟以外は、徒歩で巡れる範囲内にお店やアート作品が固まっています。
【鬼ヶ島大洞窟】

入場料は500円。
作中では鉱山跡にある洞窟という探検気分が味わえましたが、実際のこの洞窟は完全に観光洞窟と化しています。
順路も決まっており迷うこともないでしょう。
構想で語られていた観光化が実現した形になっています。

洞窟内のカット。
もちろん一致します。
【洞窟前の道】

鬼ヶ島大洞窟の出口から入口方面へ戻る間の道。
山道のカットに似ている気がします。
作中では未舗装などの違いはありますが、参考までに。
なお、あまりゆっくりしていると復路のバスに置いて行かれる可能性があるので時間には十分注意しましょう。

女木島にもアート作品がたくさんあります。
船の形の作品も。
海賊船ではありませんが、雰囲気は味わえますね。

瀬戸内の島々は四季折々いろんな表情を見せてくれますが、やはり夏をテーマにした作品なので夏の間に巡りたいですね。
補給できる場所が限られるので、予め日焼けや熱中症対策はしっかりしましょう。
この記事では『Summer Pockets』 聖地巡礼マップの作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は(C)Key/VISUAL ARTS/PROTOTYPEにあります。
直島編に続いて今回は高松市沖の島々「男木島(おぎじま)」と「女木島(めぎじま)」です。
男木島は古くは映画のロケ地となったこともある島。瀬戸内国際芸術祭によってアートの島として注目されています。
女木島は鬼ヶ島伝説が残る島として有名です。
どちらの島も高松港からフェリーが運航されています。
1日6往復(多客期は増発)、女木島まで約20分、男木島まで約40分です。
詳細な運賃や時刻表は雌雄島海運のHPを参照。


この航路のフェリーが「めおん」。
ゲーム中に登場した船のモデルで、赤と白のカラーが特徴的です。
新型の「めおん2」も就航していますが作中に出た船のモデルは「めおん」の方です。
【男木島】


鳥白島の外観のモデルは男木島です。
このシーンは冒頭の「さしずめ俺は・・・」の選択肢の所で印象深いですね。
フェリーより、往路の到着前か、復路の離岸後に撮影できます。
●男木島の巡り方
まずは高松港から遠方にある男木島を先に巡ることをおすすめします。
島内は概ね徒歩のみで十分巡れますが、灯台が片道30分程度と遠いので注意しましょう。
自転車を持ち込んでも道路が整備されているので大丈夫です。
車は、狭い場所が多いうえにフェリーの収容台数が少ないのでおすすめできません。
【男木島港】


しろはが歩いている港のイメージ。
最初に公開されたキービジュアルの場所です。
奥に見える家並みが似ています。

手前の防波堤と、奥に見える構造物のうち桟橋は直島のものです。
2つの場所の合成となっています。
【男木漁協】


役場の建物のモデルは男木島の漁協です。
港のすぐ目の前。
看板は男木漁協のままですが、正式には東瀬戸漁業協同組合男木支所。
【学校のプール】

モデルは男木小中学校のプールで一致しますが、撮影禁止の看板があったため撮影していません。
敷地外から確認はできますが、関係者の迷惑にならないように不審な行動は慎みましょう。
【秘密基地】


秘密基地のモデル。
もちろん卓球台はありません。
実際は倉庫のようなので立ち入りは遠慮しましょう。
詳細な場所は伏せますが、学校のすぐ近くです。
【海沿いの道】


鴎に出会った海沿いの道。
大井海水浴場に向かう島の外周道路です。
奥には芸術祭作品「歩く方舟」が見えます。

ちなみにこんなアート作品です。
【男木島灯台への道】


蒼がよく寝ていた田舎道。
実際は集落から外れた場所で、男木島灯台へ向かう途中の道です。
【男木島灯台】




男木島灯台。
明治28年に設置され、地元の庵治石を使用した総御影石造りです。
無塗装のものは全国的にも珍しいです。
映画「喜びも悲しみも幾歳月」(1957年)や、ドラマ「ラブレター」など数々の作品のロケ地になってきました。


ここでは紬と出会いました。
灯台の内部は立ち入りできませんが、年に1~2回程度一般公開されます。


作中では廃灯台とされていますが、実際は高松海上保安部管轄の現役の灯台です。
男木島はフェリーの最終便が17時なので、夕方や夜の灯台を見るにはこの横のキャンプ場に泊まるなどする必要があります。

灯台の隣には資料館が併設されています。

島の各所で猫の姿をよく見かけました。

島ならではの町並み。
アート作品の展示のほか、島カフェも増えているので週末を中心に島歩きが楽しいと思います。
【女木島】

鬼ヶ島伝説が残る女木島。
男木島からも高松港からもフェリーで20分程度で到着できます。
この島の目玉はやはり鴎と探検した洞窟のモデルである鬼ヶ島大洞窟です。
港から洞窟まではバスを利用しましょう。
徒歩の場合、かなり登る上に時間がかかります。
●女木島の巡り方

港から鬼ヶ島大洞窟までは乗合バスが運行。
船の到着に合わせて出発しているので、島に着いたらまずバス乗り場に向かいましょう。
原則、高松港➡女木島のフェリーの到着時間に合わせての運行ですが、多客期は臨時便が出ます。
比較的レトロなバスも走っているのでマニアの方に注目されています。
かなり狭い道を飛ばしますが運転手はベテランの方々なのでご安心を。
洞窟以外は、徒歩で巡れる範囲内にお店やアート作品が固まっています。
【鬼ヶ島大洞窟】


入場料は500円。
作中では鉱山跡にある洞窟という探検気分が味わえましたが、実際のこの洞窟は完全に観光洞窟と化しています。
順路も決まっており迷うこともないでしょう。
構想で語られていた観光化が実現した形になっています。


洞窟内のカット。
もちろん一致します。
【洞窟前の道】


鬼ヶ島大洞窟の出口から入口方面へ戻る間の道。
山道のカットに似ている気がします。
作中では未舗装などの違いはありますが、参考までに。
なお、あまりゆっくりしていると復路のバスに置いて行かれる可能性があるので時間には十分注意しましょう。

女木島にもアート作品がたくさんあります。
船の形の作品も。
海賊船ではありませんが、雰囲気は味わえますね。

瀬戸内の島々は四季折々いろんな表情を見せてくれますが、やはり夏をテーマにした作品なので夏の間に巡りたいですね。
補給できる場所が限られるので、予め日焼けや熱中症対策はしっかりしましょう。
この記事では『Summer Pockets』 聖地巡礼マップの作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は(C)Key/VISUAL ARTS/PROTOTYPEにあります。
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『Summer Pockets』 舞台探訪(聖地巡礼) ~香川県直島エリア~

当ブログとしては初の美少女ゲームの舞台探訪です!三十路になって初めてこの手のゲームをプレイしてみましたがいい話過ぎましたね。
『Summer Pockets』の舞台となったのは夏の離島なのですが、モデルは瀬戸内海に浮かぶ「直島」「男木島」「女木島」の3つの島々です。
Keyがロケハンを実施したと明言しており、背景もほとんど一致します。
地元の香川県の島々ですが、「高木さん」の小豆島に続きこちらの島々も聖地になるとは嬉しい限りです!
今回はモデルとなった島々でも最も大きな直島の舞台をご紹介します。
【直島へのアクセス】

岡山県の宇野港および香川県の高松港からフェリーや旅客船が運航されています。
宇野港は岡山駅から約50分、宇野駅直結です。
高松港は高松駅直結で利便性が高いです。
本州側から訪れる方は宇野港、四国側から訪れる方は高松港を使うことになるでしょう。
便数は宇野港からは20往復、高松港からは10往復です。
直島は香川県ですが宇野との距離が近いので歴史的に岡山との結びつきが深い島です。(水道や電力は岡山側と直結)
宇野港を利用したほうが深夜便の運航もあり便利です。
瀬戸大橋線経由で高松まで帰れるので、高松拠点でも遅い時間帯は宇野港の利用も視野に入ると思います。
別記事で紹介する男木島・女木島は基本的に高松港からしか直行便がありません。
直島本村港から男木島に直行する高速船が瀬戸内国際芸術祭期間中を中心に運航されていますが、毎日ではないので運行日を確認しましょう。
直島航路の時間や運賃は四国汽船のHPを参照。
【直島の巡り方】

島とは言え1つの自治体になっているほど大きな島なので、徒歩だけで巡るのは難しいでしょう。
◎レンタサイクル
一番おすすめの交通手段です。
自転車で巡るのがちょうどいいぐらいの大きさの島です。
港の近くに複数のレンタサイクル店があるので、気軽に借りられます。
アップダウンが多いので、必ず電動アシスト付き自転車にしましょう。
休日や観光シーズンは日中は出払っている場合が多いので、予約がおすすめです。
サマポケの舞台は点在しており、駐車場が無かったり有料だったりするのでレンタサイクルだと自身のペースで気軽に巡ることができます。
◎路線バス+徒歩
島内の主要地区である宮浦~本村間や、観光地であるベネッセハウス・地中美術館などを結ぶバスが運行されています。
1時間に1本~2本程度の運行なので、レンタサイクルが借りれなかった場合の代替交通手段として活用できると思います。
しかし、紹介する全てのスポットを短時間で巡る場合はバス停から遠かったり、バス待ちの時間が発生してしまうので余裕をもって行動しましょう。
◎車
駐車場が整備されている場所も多いのでマイカーやレンタカーなどの車だと疲れずに巡れます。
一方、駐車場が有料の場所があるほか、観光シーズンには満車になっていることもあるので注意。
さらに車をフェリーに積んで直島に上陸するには高い運賃が発生してしまいます。
島内でレンタカーも借りられますが台数が少ないうえに相場は1日8000円。

【宮浦港】


フェリーで直島に到着したら降り立つ港。
主人公の気持ちになれます。
アートの島らしい船着き場は完全に一致します。

フェリーが入港した時の様子。
船のモデルは実在しますが男木女木航路の「めおん」なので、ここでは撮ることができません。
【イワタコンフェクトさん】


蒼がバイトをしていた駄菓子屋のモデル。
実際は駄菓子屋ではなく、お菓子屋さんです。
アイスクリームのケースはあるようですが今は販売してないのでしょうか。
ここではスイカバーを買えません…。

店内にはファンが持ち寄ったグッズが展示されています。
【山神社】

鳴瀬神社のモデルとなった神社。
実在しますが、この場所は三菱マテリアル直島精錬所の企業私有地のため立入禁止です!
以前は訪れていたファンがいたようですが、現在は看板が出ているので明確に立入禁止になっています。
現地住民との良好な関係を築くため、立入は自粛しましょう。
【直島ダム】


しろはがいたため池。
直島ダムとなっており貯水池です。
ここは路線バスだとちょっとアクセスしにくい場所にあります。
【琴弾地(ごたんぢ)海水浴場】


ベネッセハウスのあるエリアの東側、島の南東部に位置する海水浴場。
つつじ荘の近くです。
海藻がたくさん流れ着いていたので髪の長い女性みたいになるのは容易だと思います(笑)。
8月末にはこの場所で花火大会が行われます。
【しろはがいた釣り場】


正式な名称は分かりませんが、しろはがいた釣り場のモデルとなった場所。
後方の廃墟のような建物も実在します。
作中では島の外れとされていますが、役場がある本村地区の南側に位置しています。
ここに行くのが一番難易度が高く、近くの海岸から岩場を進む場所があります。
とくに満潮時は濡れないと進めなくなります。
干潮時は比較的容易に進めますが、カニなどの生物や濡れた足場には要注意です。
【本村地区】
役場などがある島の中心となる地区です。


「加藤家前」のカット。
家のモデルとなる民宿は本当にこの横にあります。


こちらは「役場通り」のカット。
実際の直島町役場は同じ地区ながらここから離れた場所にあります。(なお作中のモデルとなった役場の建物は男木島にあります)


加藤家のモデルとなる民宿。
民宿石井商店さんです。
今回は宿泊できてませんが後日改めて宿泊して内部のカットを確認する予定です。
実際に一致するそうです。

食堂のモデルも同じく石井商店さん。
民宿に隣接しています。
こちらも再訪予定。
【キービジュアルのモデル?】


キービジュアルは草原と海が見える場所になっています。
完全一致する場所はなく架空だと思われますが、近い場所はありました。
李禹煥美術館の庭です。
この場所は入場料無しで訪れることができます。
これ以外だとベネッセハウスの庭も似ていると思いましたが確認できていません。
どちらにしろ完全一致はしないので、雰囲気を味わう感じで。

宮浦港のすぐ近くにあるたこ焼き屋さん。
なんとサマポケのキャラクターの看板を設置しています。
目立つのですぐ分かると思います。

こんなレンタサイクルもあります。
ファンならぜひ借りてみて回ってみたいですね。
以上が直島の舞台紹介でした!
今回行けてない石井商店さんは9月に訪問予定なのでその時にカットを予定です。
次は男木島と女木島の舞台をご紹介します。
この記事では『Summer Pockets』 聖地巡礼マップの作品画像を比較研究目的のために引用しております。画像の著作権は(C)Key/VISUAL ARTS/PROTOTYPEにあります。